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  • 1日(火)の午後は3:30より診療いたします。
  • 17日(木)は午後のみ診療いたします。
  • 19日(土)は休診いたします。
  • 30日(水)は午後休診いたします。
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  • 17日(土)・24日(土)は午後休診いたします。

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コラム

1.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは?

新型コロナウイルス(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型:SARS-CoV-2)による感染症を言います。

●最も見受けられる症状
・発熱・空咳・倦怠感
●時折見られる症状
・味覚または臭覚の消失・喉の痛み・下痢・結膜炎・頭痛・皮膚の発
疹・手足の指の変色(川崎病様の病態)・筋肉痛
●重篤な症状
・息切れ・自発呼吸困難・胸の痛みまたは圧迫感・言語障害または運動機能の喪失

2.新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とは?

ウイルスは単体で増殖することはできません。生物の細胞に寄生(感染)し、その細胞を利用することで自己を複製(コピー)していきます。
ウイルスは極めて微小な粒子で、生物ではありません。タンパク質の外殻とその内部に核酸を含む感染性の構造体です。新型コロナウイルスは表面にあるスパイク(Sタンパク質)という偽の鍵を使ってヒト細胞表面にあるACE2受容体と結合し細胞質内に入り込み、増殖していきます。そして、さらに別の細胞に侵入し増殖していきます。
新型コロナウイルス感染症にかかった多くの重症者や死亡者ではサイトカインストーム(免疫暴走)が起きていると言われています。サイトカインストームが起きると肺塞栓、脳梗塞、心筋梗塞、下肢動脈塞栓等の血栓症を引き起こすことがわかっています。
新型コロナウイルスに関するレポートによれば、このウイルスのR0:基本再生産数(一人の感染者が治癒するまでの間に、平均何人の人に感染させるかという指標)は、1.4~2.5(震源地と言われる武漢のデータ参照)ですが、空気感染することで知られている麻疹(はしか)は12~18と新型コロナウイルスの約10倍もの感染力を示しています。従って多くの方が思っている程、桁違いの感染力を持ったウイルスではないのかもしれません。
しかし、世界規模で蔓延しているのは感染者の多くが無症状もしくは軽症者であり、いつもと変わらない生活を送ることによって、無自覚にウイルスを拡散させているからだと思います。
また、ウイルスは生物ではないので、生物に対して作用する抗生物質は効果がありません。

3.新型コロナウイルスの感染経路は?

ウイルスの感染経路は大きく分けて、@飛沫感染、A接触感染、B空気感染(飛沫核感染)があります。ただし新型コロナウイルスの空気感染についてのWHOの見解は「換気が不十分でかつ人と人が密接した屋内において空気中を漂う微粒子(エアロゾル)を介した感染を否定できない。」として、ある一定の環境下での感染の可能性を示唆するのに留めています。つまり空気感染については屋外や換気が十分であればその可能性はかなり低くなると推測します。

4.一開業歯科医師としての感覚

信州のしがない一歯科医師の感覚では、このウイルスは自身がもつ感染力よりも数で勝負を挑んでおり、自分の仲間を増やしつつ強毒化にならないよう絶妙なラインで攻めている感じがします。仮に強毒化れば感染者は重篤化し、あちこちに動き回ることができなくなります。死に至ればウイルスは寄生することができなくなり、新たな宿主を失うことになります。そして自ら消滅の道を選ぶことになります。ウイルスは生物ではありませんが、遥か昔から人類の進化に深く関わっており、共存してきた間柄です。そう簡単に宿主を手放すとは思えません。新型コロナウイルス感染者の多くが無症状もしくは軽症者ですが、そこに運悪く基礎疾患(癌、糖尿病、肺疾患など)や免疫力の低下などが引き金となってサイトカインストームを引き起こし重症化に至ってしまう、そんなウイルスではないでしょうか。

今まで人類が根絶できた唯一の感染症は天然痘のみです。新型コロナウイルスの仲間には、以前流行した重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルス:2002年〜2003年)や中東呼吸器症候群(MERSコロナウイルス:2012年〜)がありますが、収束してはいるものの根絶には至っていません。このことから新型コロナウイルスはパンデミック(世界的大流行)からいずれ季節性インフルエンザのようなエンデミック(風土病)に変わっていくのではないでしょうか。
現在(2020年8月3日時点)、このウイルスに対する有効で安全なワクチンはできていません。ウイルス研究者の中には安全なワクチンができるのに数年はかかるという方もいます。今の状況では、ワクチンや特効薬ができるのがもちろんベストですが、感染経路(伝播様式)を理解し、感染しないさせないを意識することがとても大事だと思います。

5.新型コロナウイルス感染症対策

残念ながら歴史上、ある特定のウイルスを根絶することはほぼ不可能だと思います。ゼロリスクを達成するには、鎖国をして全国民が長期間の自粛をするくらいのことをしないと国内からは消え去らないと思います。しかし、これでは経済が止まってしまいます。
大抵のウイルスは数個〜数百個程度が体内に侵入したとしても感染は成立しません。この程度の量ならば、自然免疫(初期に起こる免疫反応で抗体は誘導されません)で排除されます。つまり感染が成立するには自然免疫では対処できない量のウイルスが必要となります。ウイルスをゼロにすることは非常に難しいですが、体に侵入するウイルス量を減らせば、感染リスクを大幅に減らすことができます。

このウイルスは主に飛沫感染、接触感染で伝播していきます。後述するポイントをおさえれば、体に侵入するウイルス量は減り、効果的な感染予防になると思います。

6.飛沫感染について

新型コロナウイルスの侵入門戸は、主に口、鼻、眼などの粘膜です。感染者の飛沫(くしゃみ、咳、唾液など)がウイルスと一緒に放出され、非感染者の粘膜に侵入し感染します。よくテレビでスーパーコンピューターを用いた飛沫シミュレーションが流れていますが、飛沫に含まれている全てのウイルスが感染力を持っている訳ではなく、不活化(感染力を失った状態)のウイルスも含まれていますので、実際の感染力を持ったウイルスはシミュレーション上のイメージよりは少ないと思われます。

飛沫感染を減らすには、@マスクの着用。(マスクに否定的だった欧米諸国でも着用義務化の国や地域が出てきたということは一定の効果を認めたということだと思います。)A大声を出さない。B換気を十分にする。C食事やお酒の席では静かに楽しむ。といったあたりでしょうか?

7.接触感染について

感染者の飛沫が付着した物(例:ドアノブ、共通のとり皿やトング、机など)に触った手で口や眼などを触ると感染します。

接触感染を減らすには、@消毒用70%エタノールでまめに手指消毒する。(新型コロナウイルスはエンベロープという脂膜で覆われています。消毒用70%アルコールはこの膜に作用し、ウイルスを不活化させますので有効です。)A消毒用エタノールがない場合は、こまめに流水で手洗いをする。B消毒をしていない手で顔を触らない。C食べ物はあらかじめ個々に取り分けておく。D回し飲みをしない。といったところでしょうか?

8.口腔ケアと新型コロナウイルス

新型コロナウイルスは前述にある通りACE2受容体と結合し、細胞内に入り込みます。

舌の粘膜にはこの受容体が豊富にあります。そのため、口腔内からの感染率は高いと思われます。味覚異常が起きるのもこのことが関係しているかも知れません。口腔内の衛生状態が悪いと免疫力が低下するため、感染の可能性が高くなります。従って口腔ケアは不要ではなく必要な処置ですので、積極的なケアをお勧めいたします。

ポピドンヨード(うがい薬)が有効との報告について:ポピドンヨードは歯科においてもよく使用されるポピュラーなうがい薬です。たしかに口腔内での消毒効果は認められますが、全身に感染している新型コロナウイルスに効果があるかは疑問です。この報告によると唾液PCR検査で判定したとのことですが、専門家からはヨードが試薬に含まれるPCR酵素(タンパク質)に影響を及ぼす可能性があると指摘しています。口腔内で採取した唾液の中に残存ヨードがあった場合、エラーを誘発し偽陰性(陽性にもかかわらず陰性の値を示すこと)を示す可能性を否定できません。唾液中のウイルス量が減少しているからといって全身に感染しているウイルスに効果ありとするのは些か危険な気がします。ヨードの過度な使用は口腔内の粘膜を傷つけたり、場合によっては甲状腺にも影響を及ぼします。使用目的に対して用法容量を守り適切に使用するべきだと思います。ただし、感染者の唾液中の活性ウイルス量はおそらく減少すると思いますので、人に移さないという観点に絞ればメリットはあると思います。あと買占めなどマスクの二の舞にならないよう冷静な判断が必要です。

9.感染予防啓発ロゴ

長野県マスコットキャラクターのアルクマを使用した感染予防啓発ロゴの許可を長野県より頂きましたので、ホームページ及び院内掲示に利用させて頂いています。

2020年8月8日 更新

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